「仕事で成果を出すためには苦労は欠かせない。」
という様な言葉をたまに耳にすることがあります。確かにその通りだと思います。

普段はあまり意識することはありませんが、振り返ってみると、確かに私も起業してから現在に至るまで、結構苦労をしてきたのかも知れません。

「成果を出すためには苦労が欠かせない」
でも、この言葉ってちょっと危ない気がするんですよね。

なぜなら、開業当初の私みたいに「目的」と「手段」を間違えてしまう人がいるから。

苦労をすれば成果は出るのか?

「成果を出すために苦労は欠かせない」
この言葉が持つ危うさとは何なのか?

それは、成果を出すためには苦労が欠かせない一方、苦労をし続ければ成果が出る訳ではない、という事。

つまり、本来は「成果を出す」ことが目的であったはずにも関わらず、ふと苦労を続けているうちに「苦労する」こと自体が目的になってしまう人がいるんですよね。

「そんなバカなやつ、いる訳ない?」

いや、実は結構いるんです。何を隠そう、開業した当初の私がまさにこの手段と目的を履き違えてしまっていた本人なのですから、笑。

開業当初の集客で苦労した話は、このサイトでも何度も書いてきたので、改めてここでは書きません。ただ、今から振り返って自分がやってきた事を考えてみると、やはり「苦労すること」が目的になってしまっていたのは事実だと思います。

「苦労を続けていれば、必ず成果は出るはず」
これが当時の私の考えでした。もしかしたら、現在開業間もない方で、当時の私と同じ気持ちの方がいらっしゃるかも知れません。

でも、そんな経験をしてきたからこそ同じ気持ちの方がいれば伝えたいのです。
「苦労が目的になっている限り成果は出ない」と。

成果を出すための苦労とは?

「苦労が目的になっている限り成果は出ない」
これまでやらかしてきた無駄な苦労を振り返って、私がこう考える理由。それは、

「苦労が目的になってしまった仕事には改善が生まれない」から。

お店を開業して繁盛店になるためには、日々お店の改善が欠かせないはず。
それに対して、苦労することが目的になってしまうと「自分は毎日苦労している」と考えて、自分の日々の取り組みに疑問を持って改善しようという考えにならないのです。

「苦労することを目的化しないこと」
言葉で言うのは簡単ですが、これを毎日意識し続けるのはなかなか難しいのも事実。

じゃあ、成果を出すためにはどんな苦労をしたら良いのか?
これまで数々の失敗を繰り返してきた私が行き着いた現在の答え。それが、

「できる限り苦労しないで成果を出す方法を考える」ことに力を注ぐこと。

昔ほど精神論で仕事をする人はいなくなりました。
ただ、未だに「楽をする」という事に対して抵抗感を持つ人は少なくありません。

でも、ふと立ち止まって考えてみて欲しいのです。

「楽して成果を出す方法を考えること」と「毎日苦労して営業を続けること」。
この2つで本当に大変なのはどっちなのか?ということを。

それでも「毎日営業を続けるほうが大変だ」と感じるのであれば、そのまま継続しても良いかも知れません。ただ、少しでも「あれ?もしかして楽する方法を考えるほうが大変かも」と感じたのであれば、楽をしようとせず「楽する方法」を考えてみて欲しいのです。

ややこしくなりましたが、苦労を無駄にしないためには、安易に日々の営業を続けるだけの楽をしようとせず、「楽して成果を出す方法を考える」ことに力を注ぐこと。

これが大切なのではないかと、私は思うのです。