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Vol.111 偏った商売と整った商売

私にはもう5年以上も通い続けている、家の近所のレストランがあります。
小さなお店に手作り感あふれる内装。

こんなお店に5年も通っていれば、普通はオーナーさんと親しくなっても良さそうな気がします。でも私、実はこのお店のオーナーさんと親しいどころか、ほとんど話をしたこともないのです。

なぜかというと、オーナーさんが美味しい料理を作ることにこだわって、ほとんど厨房から出てこないから。つまり、全く接客をしないオーナーさんなのです。

飲食経営は接客業なんて言われます。
そう考えるなら、このお店のオーナーさんはもっと接客に力を入れるべきだと思う方もいらっしゃるかも知れません。

でも私、思うんですよね。
もしこのオーナーさんが自ら接客するようになったら、このお店に行く理由がなくなってしまうんじゃないか、って。

接客業にも関わらず、オーナーさんが接客しない方が良いと私が考える理由。
その答えは、脱力して考えれば見えてくるのです。

辻本より
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