私の商売が初めて軌道に乗ったのは、開業から1年半後。
こう書くと、開業から1年半かけてじわじわと成果に近づいていったように感じられるかも知れません。ただ、事実はだいぶ違います。
事実はどうだったのかと少し細かく振り返ってみると、開業から約1年は全く軌道に乗らず、開業後1年から1年半の半年間で、大きく成果に近づいたというのが実際の結果でした。
では、大きく成果に近づいた半年間で私の商売の何が変わったのか?
それは「店名以外のほとんど全て」と言ってもいいかも知れません。
開業してから約1年はほとんど変化のなかったお店でしたが、その半年後には、商品、価格、接客、集客、顧客といった経営に関わる要素のほとんどが、半年前と比べて変わっていました。
これは逆に考えると、開業してからの約1年間。
私は成果が出ないという事実に対して、自分を変えようとせずに周りが自分の商売を認めてくれるようになるのをただ待ち続けていただけと言えます。
成果が出ない取り組みがありながらも、変化し続けること。
周りが自分の商売を認めてくれるまで、変化せずに待ち続けること。
この2つを比べれば、どちらが正解に近づけるのかは明らかです。
でも実際は多くのお店が当時の私同様、自ら変化することを避けながら周りの環境が変わることを期待してしまいがちです。
じゃあ、このような状況の時、私たち店舗オーナーが意識すべき事とは何なのか?
その答えは脱力して考えれば見えてくると思うのです。
辻本より
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