自分のお店の対象となるお客さんとはどんな層なのか?
こうした客層を設定することの重要性は多くの人が知っていると思います。
中でも最近は「自分を顧客に想定する」という考え方も目にするようになりました。
確かに私自身も自分が経営するお店に家族と食事に行きますので、自分自身が顧客になっている状態といえる訳です。
でも、創業した頃にこれをできる人がどれほどいるのかと考えると、実際はほとんどいないのではないでしょうか。
なぜなら、創業時のような資金が少ない時ほど、失敗はできないという気持ちが強く、失敗を避けようとするほど「自分の好き」よりも、世の中で流行っている「簡単に売れそうなもの」を売りたくなってしまうからです。
事実、私もこうした失敗に対する恐れから、本来自分が売りたかったウイスキーよりも世間でブームだった本格焼酎を売りに走ってしまったのです。
つまり「自分を顧客に設定する」というのは口で言うのは簡単でも、実際の行動に移すのは難しいということ。
本来自分が売りたい「自分の好きなもの」と、世間の流行といった「他人の好きなもの」。
この2つを考えた時、私たちはどちらを選ぶべきなのか?
その答えは脱力して考えれば見えてくると思うのです。
辻本より
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