会社を作ってから18年。
これまでの間に色々な組織形態を試してきました。
ビジョンを語ったり、体育会系の営業ゴリゴリで売上を伸ばしたり、真逆の完全自由な組織にしてみたり。自分で言うのも何ですが、どの組織形態であっても現在に至るまで、売上を伸ばし続けてくることができました。
でももう、こう言った組織の管理で売上を伸ばそうとするのは止めました。
なぜなら、そこには売上を伸ばし続けるための「無理」が生じているから。
なぜ、飲食業界には社風やビジョンを売りにして社員を引っ張っていこうとする会社が多いのでしょうか?
それは、経営者が自社の待遇面が他の業界よりも劣っているという事実から、社員の目を逸らそうとしているように思えてならないならないのです。
本来、経営者がやるべき事は何なのか?
それは、待遇面から社員の目を逸らす努力ではなく、適正な待遇が提供できるモデルを追求し続ける努力。
経営者がモデルを考えようとしないから組織に無理が生じるのであり、モデルをきちんと考えることができれば、社風やビジョンで強引に社員を引っ張っていく必要なんてないと思うのです。
今週のメルマガではそんな、これからの時代における「脱力した組織作り」について書きました。