常連さんに支持されるお店になるって、確かに大切だと思うんですよ、私も。
ただ、ここに辻本さんがさっき言っていた「言いたいことが言えていない」原因があるようにも感じるんですよ。
う~ん、なんか思わせぶりに言ってますけど、ぶっちゃけ全然ピンと来ませんね(笑)。
草。
何ですか突然、「草」って。
いや、すいません。
使い方よく分かっていないんですけど、こっちの時代だと笑うことを「草」って書くらしいです。
初めて使ってみました。
何で「草」なんですかね?
いや、そんな事はいいんですよ。
それより、さっきの言いたいことが言えていない原因って、どういう意味ですか?
そうでしたね。
話を戻しましょう。
辻本さんの話を聞いていて思ったんですけど、現状のお店は一部の顧客に売上を依存しすぎているような気がするんですよ。
う~ん、確かにそれはあるかも知れませんね。
でも、それだけリピートしてくれるお客さんがいるって事は、良いことなんじゃないんですかね?
良いことだとは思うんですけど、見方を変えるとそのお客さんたちを失ったら売上の大半を失ってしまう、って事でもありますよね。
そこに言いたいことが言えなくなってしまう原因があるんじゃないか、っていう。
あー、なるほど。
前職は売上を13~14社くらいで分割していたから、顧客に対して言いたいことが言えていたけど、一部の顧客に売上を依存しすぎると関係性が対等でなくなっちゃう、ってことですね。
そうそう。
でも、そうは言っても今の状況を変えるために出来ることなんて、なくないですか?
常連さんに来てもらう頻度が落ちたら、売上も厳しくなっちゃうし。
ですよね。
そう考えると、今やっておいた方が良いのは、新規のお客さんを増やす取り組みだと思うんですよ。
現状の売上の範囲内で売上比率を調整しようとするんじゃなくて、新しいお客さんを増やすことで常連さんに依存する比率を下げていくという感じで。
そうかぁ、開業した頃よりもちょっと売上が安定してきたせいで、気付かない間に新しいお客さんを増やす取り組みが疎かになっていた部分はあるかも知れませんね。
やっぱり常連さんって大切な存在ですから、その常連さんを失わないためにも依存しすぎず、対等で良好な関係性を作ることが大切なんでしょうね。
確かにそうですねぇ。
分かりました!
ちょっと現状に甘んじていた気もしてきたんで、お店に戻って新しいお客さんを増やす活動をしていこうと思います!
あと、ついでに「草」も流行らしてみます。
やめてください(笑)。
新規のお客さんを増やす活動だけにしてくださいよ!
流行らなかったら恥ずかしいんで。
草。
じゃ、ありがとうございました~。
という事で、今回の対談は終了となりました。
商売においてリピーターの存在が大切なのは多くの人が知っていますが、そのリピーターさんの存在に依存しすぎるのも危ないのかも知れません。
「リピーターさんが大切だからこそ、依存しすぎずに対等な関係性を保つ努力をする」
それでは次回の対談もお楽しみに。