経営の3大資源は「人・物・金」と言われます。
この3つをバランスよく整えていかないと、経営はうまくいかないという事です。
ここ15年くらいは、この3つに「情報」が加わって4大資源と言われることもあります。
以前、オーナーさんの右腕として「集客」を考えるという記事を書きましたが、集客は経営資源で言えば「金」にあたります。
では、その他の経営資源はどうしたら安定させることができるのか?
今日は、最近私が取り組んでいるオーナーさんの「人問題」について書いてみます。
これから開業しようと考えている方、開業したけど人がなかなか採用できない、なんていう悩みを持っている方は参考にしてもらえたらと思います。
もはや求人広告だけでは人は採れない時代
ご存知の方も多いと思いますが、ここ数年の有効求人倍率の上昇は凄まじいものがあります。
以下、日経新聞の引用です。
厚生労働省が30日発表した2017年12月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.03ポイント高い1.59倍だった。上昇は3カ月連続で、1974年1月(1.64倍)以来43年11カ月ぶり高水準だった。企業の求人が増加した半面、求職者数が減少した。
企業の求人を業種別にみると、製造業や宿泊業・飲食サービス業、運輸業・郵便業で求人の増加が目立った。
ー2018年1月30日の日本経済新聞記事より
まぁ、ざっくり言うと44年ぶりくらいに人が採れないよ。
と言ったところでしょう。
特に飲食サービス業は都内での求人倍率は7.5倍という数字も出ているようです。
1人の求職者に対して、7〜8社が人を取り合ってる状態なので、今まで以上の採用に対するアプローチが必要になってきている訳です。
これまでは求人広告にお金さえ払っていれば人は採れていましたが、今は求人広告だけでは絶望的な状況。
じゃあ、どうすれば良いのか?
sns全盛だからこそ、あえてwebサイトに力を入れる
最近、snsをやっている飲食店は非常に多くなっています。
htmlなど知らなくても無料で情報発信ができるので、sns上で求人情報を出している飲食店も増えています。
ただ、私の考えではsnsだけで採用を成功させるのは難しいと考えています。
その訳は、snsがすでにレッドオーシャン状態だから。
どの店舗もみんな一斉にsnsに走ってしまって、sns上での差別化はもはや困難な状態。
そこで、私が現在考えているのが「webサイトの充実」。
「なんだよ!今さらwebサイトかよ。」なんて思わないでください(笑)。
snsが流行る前は、多くの飲食店が自店舗のwebサイトを作っていました。
ただ、今は多くの飲食店がsnsに走ってしまっていて、webサイトに力を入れる飲食店が昔より減っているような印象を受けます。
多くの飲食店がsnsを追っかけてる間に、他社が疎かにしているwebサイトで情報発信を充実させて差別化してしまいましょう、という事です。
webサイトは知識がなくても作れる時代
「でも、webサイトなんて作ったことないしなぁ〜」
「業者に頼むとお金もかかるしなぁ〜」
なんていう方も多いと思います。
でもご安心ください。
10年くらい前まではwebサイトを作るのは専門的な知識が必要でした。
でも、今はwordpressなど初心者が簡単にキレイなwebサイトを作れる便利な時代。
これを採用に使わない手はありません。
実際に今、私もオーナーさんのwebサイトを制作していますが、1〜2日で完成します。
あまりに簡単なので、無料で作ってます(笑)。
採用でお悩みの飲食店さんはぜひ、「まずは、自店舗のwebサイトを作る」と言うことを検討してみて欲しいと思います。
webサイトを作って、今より採用できなくなる可能性なんてない訳ですからね。
最後に...
webサイトを作りましょう、と書いてきましたがいちばん重要なのは、「そのwebサイトにどんなコンテンツを載せるのか?」という事です。
求職者に響かないコンテンツをアップしても採用はうまくいかないので、じっくりと自店舗のアピールポイントを考えてサイトを充実させていくのがポイントになると思います。
私もオーナーさん達の採用がうまくいくよう、引き続きフォローしていきたいと思います。
黒板をイメージした制作中のwebサイト。数時間で5割くらい完成。
オーナーさんに確認取っていないので非公開中。。