私たちの会社、ずばり「創業理念はありません」でした。
私たちと同じように飲食での起業を考えて、起業に関する本を読んでる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?そっち系の本など読むと「起業は理念が大事」みたいな事が書いてありますが、どうなんですかね?
ぶっちゃけ理念なんか考えてる暇あったら、他にやることあるだろ、って気がするのです。
理念よりも事業計画を優先
理念などなく起業しちゃいましたが、何も考えていなかったわけじゃありません。
私たちの場合、理念はありませんでしたが、創業時の3ヵ年の事業計画は作っていました。
もう手元にありませんが、2003年〜2005年の3ヵ年は確かこんな感じだったと思います。
- 3年で5店舗を出店
- 資本金を1000万円に増資して有限から株式へ
- 正社員の雇用創出
この大きな3つの柱を達成するために4〜5ページの詳細な売上予算が組まれている感じ。
これが創業メンバー4人の必達目標でした。
言葉にするとちょっとアレですが、
「理念なんか後回しでいいから、現金を増やして拡大を急ごうぜ」という訳です。
こんな流れで、創業後しばらくは理念なしで日々お店の営業に没頭してました。
創業3年目でようやく理念を掲げる
「創業時には理念が大事」と言われてますが、私たちが理念を言葉に書き出したのは多分創業してから3年目だと思います。遅いですねぇ〜。
しかも、3年目でようやく理念を掲げたわけは
「3店舗目の出店で、初めて求人広告を出さなきゃいけなくなったから。」
この時、求人広告の原稿を考えていて初めて気づいたのです。
「給料以外と仕事内容に書くことがない(笑)」と。
気づいたらフロムエーの原稿がスカスカでした。。
そこで理念の必要性を感じて、初めて理念を言葉に書き出しました。
「バーの解放」
これがその時できた理念です。今も変わってません。
理念を掲げるまで3年もかかっていたこともあって、すぐにできました。
3年間の営業で4人が良く話していた内容を一言にしただけだからです。
自分の会社の事をこう言うのも何ですが、時間はかかっちゃいましたが、その分とても良い理念ができたと自画自賛してます。
(もうちょとしたら理念も変わるかもしれませんが。。)
理念は必要なときに作れば良い(と思う)
話はちょっと戻りますが、初めて作った3ヵ年計画は全て達成しました。
そのほとんどの時期を理念なしでやってきたので、創業時に「必ず必要なもの」ではないんじゃないかと思います。特に創業から一緒のメンバーは理念などなくても、それぞれがやるべき事に勝手に進んでいくので必要ないでしょう。
崇高な創業理念が売上を作ってくれる訳でもないですしね(笑)。
無理やり絞り出した理念なんて社員に浸透もしないでしょう。
理念は必要が出てきた時に、それまでの経験から考えればいいと思います。
うちの代表が昔、ここで理念を語り合おうと言ってました。。
某社員旅行で使用した旅館にて。