「何でそんなに天邪鬼なの」
子供の頃、よくこんな風に言われていた記憶があります。

天邪鬼(あまのじゃく)とは、わざと人の意に逆らった行為をすること。
確かに大人からしたら可愛くない子供だったかも知れません(笑)。

ただ不思議なことに、この厄介な性格。
店舗の経営では、とても助けられているような気がするのです。

では、どんな風に天邪鬼な性格を店舗経営に活かしているのか?
ちょっと書いてみようと思います。

「他と同じ」は、効果がない

お店を開業する時に考えなければいけない要素として、まず挙げられるのが「集客」。
そして店舗の集客と言って、すぐに思いつくのは
・グルメポータルサイト掲載
・SNS
この2つではないでしょうか?
後は最近だとGoogleマイビジネスですかね。

これは特に問題ないと思います。
これで集客できてしまえば、それに越したことはありません。

ただ、実際に店舗のオーナーの集客を手伝っていてよく遭遇する問題。
それが、「この2つをやっても成果が出ない」というケース。

皆さんだったら、この後にどんな手を打つでしょうか?

こうなった時、実は多くの人が「ポータルサイトの広告費を増やそう」と考えてしまうのです。確かに広告費を払ってサイト内の検索順位で上位表示されれば、有利になるかも知れません。

ただ問題なのは、広告費を払って掲載順位を上げるという思いつきは、どのオーナーでも思いつくアイデアだと言うこと。

多くの人が思いつくアイデアが正解とは限りません。
むしろ、多くの人が思いつくものは、競争が激しく効果が上がりにくいのです。

飲食店の9割が数年以内に廃業してしまうという事実は有名な話。
ここで他のお店と同じことをしていては、自ら廃業する9割に飛び込むようなもの。

だから、ここで「他のお店がやらなそうな事」を考えるのです。

せっかくお金を使うのに、誰でも思いつくアイデアに投資をしてしまっては、大した効果は見込めません。であれば、他がやらなそうな事にお金を使ったほうが、大きな効果が見込める可能性が高いという訳です。

「他と違う」は、たまに大きな効果がある

「じゃあ、他がやらなそうな事って何なの?」という疑問があるかも知れませんが、そこを考えて実験してみる事こそがオーナーの仕事だと思うのです。

実は「他がやらなそうな事」を試しても、大半は失敗します。
それは、このサイトで私の失敗談を読んでいただいた方ならご存知だと思いますが。。

でもその代わり、成果が出るアイデアを自分で作り出せた時、その成果はとても大きいものとなって自分に返ってくる訳です。

他のお店と同じことをして、毎回小さい成果を手にするか?
他のお店と違うことをして、時々大きな成果を手にするか?

どっちが良いかはその人次第。
ただ、他のお店とは違う経験を積み、失敗と成功を繰り返していくこと自体に大きな価値があると思うのは、私だけじゃないはず。

「他のお店がやらなそうな事をやる。」

普段の生活から天邪鬼を勧めるつもりはありません。
(私は普段からこの性格ですが、笑)

が、少なくとも自分で商売をする事に限って言えば、天邪鬼な視点から「逆張りの経営」を考えた方が成果を得やすいと私は思うのです。

天邪鬼なので、一般的な飲食店が投資しない所にお金をかけるのです。