自分対談

未来と過去の経営対談 第六回「閑散期で売れない」

思いの外、読んでくれている人が多い「過去と未来の経営対談」。
どうやら今回は、これまでで最年長の辻本が来たみたいです。
どんなお悩みなのでしょうか?それでは今回の経営対談もお楽しみください。

こんにちはー。

こんにちは。
あれ?今日は見た目が今の私とほとんど一緒ですね。
今日は何年から来たんですか?

2012年から来ました。

おー、どおりで見た目が同じ訳ですね。

そうですかね?
自分から見たら、辻本さん結構おっさんに見えますけど。

失礼ですね。
商売するなら、必要なウソっていうのもあると思いますよ。

まぁ、それは分かるんですけど。
でも、相手は自分ですからね。
「自分自身に嘘は付きたくない!」みたいな?

おっ、なかなかイケてる切り返しトークですね。

へへ、あざす!

まぁ、2012年と言ったら、もう8年も前ですもんね。
確かに見た目が同じと感じるのは、自分がおっさんになってることに気づいていないだけかも知れませんねぇ。
と、余談はさておき、今日はどうしたんですか?

そうそう、実は相談がありまして。
キンキンで困ってるって言うよりも、ずっと悩んでいる話なんですけど、今って1月じゃないですか。起業して10年経ったのに、ぶっちゃけ未だに1〜2月の売上が悪くて困ってるんですよ。

あー、そうですよね。
1〜2月は閑散期ですもんね、飲食業は。

そうなんですよ。
これまで毎年、この時期の赤字を何とか止めようと色んな事やってきたんですけど、何をやってもダメなんですよね。
なんか良い方法、ないですかね?

なるほど。。
いきなり、私の結論言っていいですか?

おっ!いいんですか?逆に。
そんなすぐ答えもらっちゃって。

いや、大した答えじゃないんで大丈夫なんですけど。
私の考えはですね、ズバリ「何もしない」ことです。

えっ?マジですか?

はい、マジです。

いや〜、それはちょっと何というか。
期待してたのとちょっと違う感じだなぁ。
相談してて言うのも何ですけど、もうちょっとこう「これだ!」みたいな答えを期待してたんですよね。

図々しいですね。
でも、よく考えてみてください。
10年やってもダメだった訳じゃないですか?
10年やってもダメなものは、もう諦めたほうが良いと思いますよ、ぶっちゃけ。

いや〜、そうは言っても「売れない時期だからこそ売ろうぜ!」って考えもあるじゃないですか?
「ニーズはあるもんじゃない、作るもんだ!」的な?

もう諦めたほうが良いとアドバイスをする現在の辻本。
それに対し、若干の気合論すら感じる反論で食い下がる2012年の辻本。
果たして2人がたどり着く合意点はあるのでしょうか?

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