第92回「お得感と不信感」
商売をする上で「値決め」という過程は避けては通れません。
その過程を目の当たりにした時、多くの人が「できれば高く買ってもらいたい」と思うのではないでしょうか?ただ、同時にある心配も頭をよぎるのです。
「高いと思われたら、誰も買ってくれないんじゃないか」と。
そうした葛藤の末に、開業当時の私が行き着いた答え。
それが「売れるかどうか分からない。だから安く売る。」という選択だったのです。
でも不思議なことに、売れるために安売りをしたにも関わらず、私のお店は売れなかったのです。
この理由、皆さんは分かりますか?