ふりかえりコラム

情報発信の熟成年数

私がこのサイトの前身だった「飲食店開業を成功させよう!」というサイトを作ったのは、今から3年くらい前だったと思います。その後、Twitterを開始し、メルマガ、連載コラムと情報発信をする場所を少しずつ増やしてきました。

私と同じように、お店の集客を考えた時、ウェブサイトやSNSを開始するオーナーは多いのではないでしょうか?でも、残念ながら多くのお店が1年くらいで情報発信を止めてしまいます。

理由は様々だと思いますが、恐らく一番の理由は「成果が感じられないから」でしょう。
でも私、たかが3年ではありますが、情報発信を続けてきて気づいたことがあるのです。

それは、「ウェブの情報発信はウイスキーの樽熟成に似ている」ということ。

年数を重ねることの重要性

ご存知の方も多いと思いますが、蒸留したてのウイスキーは無色透明。
そんな透明のウイスキーがあの茶色の液体になる理由は、樽の中で長い期間熟成している間に木樽の成分が無色透明だったウイスキーに染み込むから。

そのため、熟成をはじめたばかりのウイスキーは色も薄く、味も荒々しく、お世辞にも美味しいと言える味じゃありません。つまり、あの深みのある茶色と、まろやかな味わいは熟成年数を重ねることでしか出すことができない訳です。

そして、これはウェブにおける情報発信も同じだと思うのです。
ウェブサイトにしろ、SNSにしろ、始めて1年くらいではなかなか成果を感じることは難しく、逆に言うなら続ければ続けるほど、その効果が大きくなっていくという事。

もちろん、単に続けているだけで成果を得られるほど単純じゃありません。
継続している間にもお客さんに興味を持ってもらえるための内容の改善や方向性の見直しなどは欠かせません。ただやはり、一番重要だと思うのは「続ける」こと。ウイスキーに例えるなら、熟成年数を重ねない限り、美味しいウイスキーという成果は得られません。

ウイスキーで12年熟成させた味がすぐには造れないのと同じく、ウェブでの情報発信も長く継続してこそ成果が上がるのであり、すぐに成果が上がるものを探してあれこれと手段を変えている限り、成果の上がるメディアを作ることなんてできないんじゃないかと思うのです。

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© 2020 辻本誠 ふりかえり分析家