「いや〜、この街は飲食店が多くて難しい。。」
飲食店を開業されていらっしゃる方で、こんな事を言う方がいます。
確かに飲食店を軌道に乗せるのは簡単じゃないので、言ってる事は正しいと思います。
でも、そもそも飲食店を簡単に軌道に乗せられる街なんてあるんでしょうか?
飲食業界は超レッドオーシャン状態
私は不動産事業部の責任者もやっています。
そのため、法人のお客さまが出店相談に来られることもあります。
そのほとんどは「飲食店の出店場所を探している」という法人さま。
地域に出店しているオーナーさんは「この街は飲食店が多くて難しい」と言っている一方で、そのエリアで新たな出店を狙ってる法人さまもいらっしゃるという訳です。
10年くらい前、「ブルーオーシャン戦略」という経営戦略論が流行っていましたが、この戦略論で言うと、飲食業界は「超レッドオーシャン状態」。
東京23区に限って見れば、どのエリアも飽和状態でしょう。
※ブルーオーシャン戦略についてはこの辺りを参考にすると分かりやすいです↓
楽に勝てるエリアは多分どこにもない
私たちの会社はこれまで24の街にダイニングバーを出店してきましたが、「今回の出店は楽だったな〜」と感じた街は1つもありません。
どの街にも駅の乗降車数に応じた飲食店がすでに出店済みで、どの駅も新たに出店する時は激しい競争にさらされます。
「楽に勝てそうなエリアが見つかったら開業したい」、と思っていたらいつまで経っても開業はできないでしょう。
楽なエリアを探すより、勝てる立地を確保する
どの駅も飲食店が飽和状態。
そのため、楽なエリアを見つけるのは難しいですが、どのエリアでもその中で「勝てる立地」を押さえられれば勝てる確率はグッと上がります。
「駅前、好立地物件」
飲食店の開業を考える時に立地を考慮しない方はいないと思います。
ただ、ちょっと悔しい話ですが、飲食店を初めて開業される方が「駅前、好立地物件」を見つけて、契約まで持っていくのはかなり難しいかも知れません。
理由はこちら
1.好立地物件は一般サイトに出てこない(紹介だけで決まる)
2.信用がないと契約できない(個人事業主は不利)
3.高額の保証金が必要な場合が多い
特に1番の「一般サイトに出てこない」、というのが大きいです。
私たちも創業時はとても苦労しました。そして今も苦労してます。
駅前物件は、空室予定になると、インターネットに掲載される前に、不動産会社と既に取引のある会社に優先的に情報が回されます。
そのため、駅前物件は一般の方が募集を目にすることなく、次の契約者が決まってしまいます。もし駅前好立地で飲食可の物件が出てきたとしたら、いくつかの会社がすでに見送った物件の可能性が高いため、ちょっとだけ注意してみた方が良いかも知れません。
駅前好立地を確実に確保するなら
今日も結局宣伝になりますが。。(笑)
駅前好立地を確保するなら、私たちの起業支援を検討してみても良いかも知れません。
私たちが現在開業希望の方を募集している物件は全て駅から徒歩1分。
※2017年11月23日現在
好立地の物件ばかりです。
楽に勝てるエリアはありませんが、好立地を武器に勝てる確率を高める事はできます。
内見のご希望などあれば、お気軽にお電話ください。
創業の地、江古田。現在は改装され新しくなってるようです。
ここも飲食業がひしめきあう、激戦区でした。(写真はえきナビより)