自分対談

未来と過去の経営対談 第14回「繁盛店への道のりとは?」

確かに、何か大きなチャレンジで上手くいけば業績は改善しそうなのは、私も同感なんですよ。

ですよね。

ただ、さっき辻本さんが言ってた「よく行くお店は居心地が良いから行ってるだけ」っていうのは、一発逆転の取り組みとは真逆のような気がするんですよ。

おっ、確かにそうですね。

ちなみに、辻本さんにとって「居心地が良い」って何なんですかね?

う~ん、食事とお酒が美味しくて、接客が良い距離感で、お店の雰囲気もいい感じで。

それって、結構当たり前っぽいですけど、そんな事ないんですか?

いやいや、このバランスが整っているお店って、実はそんなにないと思いますよ。

という事は、辻本さんのお店がやった方がいいのは、一発逆転のような奇をてらった取り組みじゃなくて、辻本さんのお店なりの居心地の良さを深堀りしていく事なんじゃないですかね?

おっ、確かにそうかも知れないですね。
今思えば、1号店も半年くらい色々改善した結果、繁盛したんで。

そこで、1号店ならではのバランスが見つかったのかも知れませんね。

言われてみれば、1号店に比べたら2号店はオープンからあまり改善をしていないような気もしますね。

1号店はどんな改善をしてきたんですか?

う~ん、商品ラインナップを見直して、メニューデザインを変えて。
あっ、確かにオープン当初と比べて、接客の距離感もだいぶ変わってますね。

それって一気にガラッと変えた感じですか?

いや、どれもタイミング的にはバラバラで、気づいた時にちょいちょい変えていった感じですね。

だとすると、やっぱり2号店ならではのバランスっていうものが、まだ見つかってないのかも知れませんね。

確かに、一発逆転を狙おうとし過ぎて、小さな改善を疎かにしちゃっていた感はありますねぇ。

繁盛しているお店って奇をてらった取り組みが当たった結果、繁盛しているんじゃなくて、小さな改善をし続けた結果、自分のお店ならではのバランスを見つけたお店なんでしょうね。

そうか。
なるほど、分かりました!

その方が行動もしやすいし、結果的には繁盛に近づく期間も短くなりそうですね。
大きな一発を探すよりも、小さな改善を繰り返す。

早速、今日からやってみようと思います。
あざっした!

何か発見があったみたいで良かったです。
3号店へ向けて、少しずつでも近づけると良いですね。
応援していますよ!

という事で、今回の対談も終了。
私たちは商売をしていると、業績を改善させる何か大きな一手というものを探してしまいがちですが、繁盛しているお店というのは、むしろ小さな改善を繰り返し続けて、自分のお店ならではの「居心地の良さ」を作り出したお店なのかも知れません。

それでは次回の対談もお楽しみに!

 

店舗経営に関するご相談はこちら

-自分対談

© 2025 辻本誠事務所