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Vol.83「商売の正しい操作方法」

ビジネスで時折、耳にする言葉。
「主観と客観」。

これは言い換えるのであれば、自分視点と相手視点。
もう少し正確に言うのであれば、客観とは相手視点だけに限ったことではなく、第三者視点とも言えるかも知れません。

では商売において、この主観と客観とは具体的にどういった行動を意味するのでしょうか?人それぞれ、捉え方の違いはあると思いますが、大まかには、

主観・・・自分視点で、自分の商売が成果を出ることを信じて突き進む行動。
客観・・・第三者視点で、自分の商売が成果が出ない可能性を考える行動。

と言えるのではないでしょうか。

商売が上手なオーナーを見ていて思うのは、彼らは、この主観と客観を使い分けるのが上手いということ。どちらか一方の視点だけを持つのではなく、常に主観と客観を行ったり来たりしながら、自分の商売を進めていってるのです。

そして、事業を前進させることを主観と客観で考えるのであれば、主観はポジティブで客観はネガティブと言うことができるのではないでしょうか。

でも、ちょっと不思議なんですよね。
なぜか世の中には「ポジティブ」や「前向き」の考え方ばかりが肯定されている一方、「ネガティブ」や「後ろ向き」の考え方は否定されがちな気がするのです。

どちから一方だけに偏った思考の行き着く先は何なのか?
その答えは脱力して考えれば見えてくるのです。

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辻本より
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