第97回「真面目と不真面目」
自分で商売を始めようと考えた時、誰もが成功することを望んで準備を始めることと思います。これは商売という大きな枠組みに限らず、新しい商品や新しいサービスを始める時も同じです。
そして新しいことを始めようと考えた誰もが新しい取り組みに対して準備に取り掛かるわけですが、私はこの準備に対する考え方には2種類のタイプが存在するように感じます。
1つは、できる限り完璧な準備をしてから始めようとする考え。
もう1つは、とりあえず始めてから様子をみようとする考え。
この2つを見比べてみると、一見前者の方がはるかに商売に対して真面目に取り組んでいるように思えます。でも本当にそうなのでしょうか?
あくまで私の考え方ですが、私にはこの「完璧な準備をしてから始める」という考え方には大きな問題があるように思えるのです。