お店を開業する前から、開業した後まで、経営の参考になりそうな本を探して読んでいる方も多いと思います。
そこで今回、これまで私が読んできた本の中で、実際にうちの会社の経営に影響を与えた本を紹介して行きたいと思い、新しく「経営の参考書」というコーナーを作ってみました。
せっかく飲食店の開業を考えている方たちが見てくれているサイトなので、
「どんな時期に参考にしたのか?」
「実際にどんな効果があったのか?」
などの結果も含めて紹介していきたいと思います。
新しいコーナーが皆さんの飲食店開業の助けになれば嬉しいです。
会社の飛躍のきっかけになった1冊
この本に出会ったのは、開業してちょうど1年が経った頃。
2号店を出店したものの、2店舗ともに売上が安定しない日々が続いていた時期です。
そしてこの本は、うちの会社が初めて採用したアルバイトの子が偶然読んでいた本でした。
この時、「この子を採用して良かった〜!」と思いました(笑)。
この本を読んだ2003年当時、私たちのお店は、
「色々頑張っているけど、売上が伸び悩んでいる」
「どこに改善の力を注げば良いのか分からない」
という完全な迷走状態。
問題は何なのか?
商品なのか、価格なのか?または接客なのか?
そんな状態にあった私たちに考え方の大きなヒントをくれた1冊なのです。
内容は全く飲食店とは関係ありません。
半分実話で書かれている不振企業が復活するまでのストーリー。
ただ、数百人規模の企業も数人規模の店舗も、不振からの回復するための取り組みは同じだと言うことを教えてもらった貴重な1冊。
実際にこの本を読んでから、私たちのお店が抱えていた問題点、そして今後会社として進むべき方向性が明確になり、3号店出店以降の出店加速の大きな原動力になりました。
お店としても企業としても使える考え方
実はこの本、本屋で見かけるような「こうすれば集客できる!」みたいな安易な内容じゃありません。かなりのページ数なので、読み終わるまで多分5〜6時間かかると思います。
その代わり、1店舗という個人店の規模から、数十店舗という規模まで使える考え方を学べるという点では、これから経営を始められる方に、ぜひ1度は読んでいただきたい本だと思います。
かなり引き込まれるドラマ仕立てで書かれていて、寝る間も惜しんで続きが読みたくなってしまうので、夜更かし注意です(笑)。
ちなみに私はこれまで7〜8回読んでいます。
以上、売上不振に悩んだ時に読んだ本の紹介でした。
参考にしてみてください。