自分対談

未来と過去の経営対談 第14回「繁盛店への道のりとは?」

1号店の開業から2年が経った旧・辻本。
2号店もオープンから1年が経ち、商売は順調なのでしょうか?
いや、そもそも順調なら相談には来ないはずなので、何か問題が起きているのでしょう...
それでは見ていきましょう。

こんちは。

こんにちは!
あれ、ちょっと元気ないですね。
今日はどうされたんですか?

いや~。。
実は2号店をオープンして1年くらい経ったんですけど。
全然儲かっていなくて、困っているんですよね。

そうなんですね。
1号店も苦戦しているんですか?

いや、1号店は無事繁盛することができまして。
ただ1、2号店両方合わせてみると、ほとんど儲けがない状態になっちゃっていて。。

そうでしたか。
という事は2号店の業績がイマイチって事なんですね。

はぃ。。
ただ1号店は繁盛しているんですけど、お店のキャパ的にもうパンパンで、これ以上利益を大幅に増やすのは難しいかなぁっていうのもあって。

本来ならそろそろ3号店を出店している計画だったんですけど、とてもじゃないけどそんな状態には程遠くて、何か一発逆転のアイデアでもないものかなぁって考えているんですけど、なかなか「これだ!」っていうのが思いつかないんですよねぇ。。

なるほど。。
確かに1年で1店舗ペースだったみたいなので、もうそろそろ「3号店オープン!」ってなっててもおかしくなさそうですもんね。

ホント、焦りますよ。
しかも2店舗分の借り入れ返済もあって、余計に儲からないっていう。

そうですか~。
ちなみに一発逆転のアイデアってどんなこと考えているんですか?

これまではボトルキープってやってなかったんですけど、ボトルを入れてもらえれば前金でたくさんお金が入るかな~とか、お店を広告塔にして商品を宣伝したい企業から広告料をもらえないかな~とかですかね?

広告料で収益を上げるっていうのは、結構ポテンシャルあるんじゃないかな、とか思ってるんですよね。

お店を広告媒体にするってことですか。
なかなか斬新ですね!
じゃあ、どうしてやってみないんですか?

いや~、何ていうんですかね。
ちょっと自分の中でひっかかる部分があるんですよね。
そもそも、広告売るためにお店を経営する意味があるのか、とか。
本当にそんなことをやりたくてバーを開業したんじゃないよな、とか。

理想と現実のギャップみたいなものですか。
確かにそりゃそうですよね。
本来はバーの楽しさを知ってもらいたくてお店を開業したんですもんね。

そこなんですよ、まさに。
でも現実を見ればお金はもっと必要だし、かといってお金のためにやりたかった事と違うことをするのも違和感あるし、みたいな。

確かに。。
ちなみに辻本さん、さっき一発逆転なんて言ってましたけど、そのアイデアってどれくらい前から考えているんですか?

う~ん、どうですかね。
かれこれ3ヶ月くらい前から考えている気がしますね。

なるほど~。
結構長く考えられているんですねぇ。
ちなみに他に実行に移してみたアイデアってあったりするんですか?

いや、今のところはないですね。
なんかどうしても大きなことをやろうとすると、躊躇してしまう自分もいたりして。

いや~、分かりますね。
大きなチャレンジしようとすると、上手く行かなかった時のダメージも大きいですからね。
慎重になる気持ち、よく分かります。

ですよね。
で、まぁそんなこんなで3ヶ月くらい経っても何もチャレンジできていないんで、もっと確実性のある一発がないものかと悩んでいる訳です。

ちなみに、辻本さんがよく行くお店ってあると思うんですけど、そういうお店ってどうなんですか?
何か「これだ!」みたいな大きな取り組みってしているんですか?

いや~、そんな事はないですね。
普通に居心地が良いから行ってるだけなんで。

という事は、辻本さん。
もしかしたら繁盛するために必要なのは、一発逆転の取り組みじゃないのかも知れませんよ。

え、でもそうでもしないと業績なんて良くならないんじゃないですか?

一発逆転のアイデアを見つけて、業績を改善しようと考える旧・辻本。
対して、その考え方に異を唱える現・辻本。この対談はどこに向かうのか?

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