私の今の仕事は、飲食店の開業を考えている方に対して開業のお手伝いをする事。
そんな事もあって、たまにこんな事を言われます。
「独立しようとは思っているんですけど、なかなか決心がつかなくて...」
もしかしたら、将来は独立したいとお考えの方の中には、同じ気持ちの方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
かく言う私も、会社員だった頃は同じ様な気持ちを抱いていた時期があるのも事実。
でも、今から振り返ると、そんなに急いで決める必要もないんじゃないかな〜、と思ったりする訳です。
「決心がつかない人」は、実はいない
「独立する決心がつかない」
独立を考えている時に口にするこの言葉の裏側の意味。
それは多分、決断できない自分に対して、少し焦りのような気持ちがあるのかも知れません。
でも、考え方次第ではこの言葉は大きな決心をしているとも考えられます。
それが、現状は「会社員を続ける」という決心をしているという事。
決心がつかないのではなく、「今は独立しない」という決心がついているのです。
もちろん、会社員の方だけでなく、アルバイトとして働かれている方や現在仕事に就いていない方でもこれは同じだと思います。
現状を継続すると決めること。
これは大きな決心だと思うのです。
以前、このサイトの他の記事でも書きましたが、独立することよりも企業に所属しながら昇進を目指すほうが、はるかに難しい決心をしているのではないか、と私は考えています。
「何を」よりも「誰が」決心したのかが大切
会社員を継続したほうが良いのか、独立して自分で事業を起こすのが良いのか。
正直これに正解なんてないと思います。
ただ1つだけ気をつけてほしいのが「誰が決心をしたのか?」という事。
私たちが開業して1年くらい報酬がなかったにも関わらず後悔しなかった理由。
それは「自分で起業を決心したから」。
もし、私が他人の意見に惑わされて起業を決心していたら、間違いなく後悔していたでしょう。
正解のない選択、そして決心だからこそ、自分で決める。
自分で決めたことで後悔することなんて、多分どこにもないのだと思います。