開業前

開業準備をするため飲食業に転職しようとした結果

「他業種から飲食業へ転職、そこで経験を積んでから開業しよう!」
こんな風に考えている方、いらっしゃるんじゃないでしょうか?

実はこれ、私が実際に開業する前に考えていたパターン。
結果的に、訳あって未経験のまま開業することになってしまいましたが、これで良かったのかも知れません。
むしろ、飲食業へ転職していたら開業できなかったんじゃないかと思ったりもします。

今回はそんな話。
当時の私と同じく、将来の開業を目指して他業種から飲食業への転職を考えている方、参考にしてみてください。

実現しなかった飲食業への転職

「開業する準備として、飲食業に転職したいので退職します。」
前職を正式に退職する1年半前、こんな退職願を会社に出したことがあります。

当時の私の仕事は、飲食とは無縁の営業職。
流石に未経験でバーを開くのは無理があるだろうと考え、転職を決意したのです。

当時の私の計画はこんな感じでした。
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転職して、2〜3年修行のため飲食店に勤務。

その間に資金を貯めつつ、開業の勉強。

経験と資金を持って、いざ開業!
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このサイトの中で、未経験で開業して苦労してきた体験談を書いていますが、元々は飲食未経験で開業するつもりじゃなかった訳です。

じゃあ何で未経験で開業することになったのか?

それは、退職願が却下されてしまったから(笑)。
却下された理由を聞くと、こんな答えが返ってきました。

「どうせ途中で諦めることになる。本気で開業するつもりなら転職なんかしないで、直接開業しろ。物件を契約できるくらいまで資金を貯める本気度を見せたら辞めさせてやる。」
と、上司に言われてしまいました。

いや〜とんでもない話ですね、無茶苦茶です(笑)。
そもそも会社が社員の退職を却下することなんて出来ないんですが、当時はネットもあまり普及していなかったんで、会社は上司の許可がないと辞められないと思ってました(笑)。

私の無知が原因で、「飲食業界で修行してから開業」という道は閉ざされてしまいました。

開業に必要なのは、お金か?経験か?

夢を絶たれて、当時は心の底から上司を憎みましたが、今ではとても感謝しています。
たまに一緒に飲みに行ったりしてます。

感謝している訳は、上司の言った通り、退職していたら開業を諦めていたと思うから。

一般的に、経験を積むための転職は、給料ダウンということになります。
学びながら給料をもらうという事になるので、これは仕方がないかも知れません。
ただ、ここで問題になるのは、これでは開業資金が貯められないという事。
反対に、お金を優先するのであれば、これまでの経験が活かせる会社への転職。
または、現在の会社で勤務を続けながらお金を貯めるという方法。
こちらは、お金は貯まるけど、経験が積めないというデメリットがあります。

開業するのに必要なのは、お金か?経験か?
考え方は色々あると思いますが、自身の経験から言うと、絶対に必要なのはお金です。
極端な話、お金さえあれば、経験ある人を雇用すれば開業できちゃいますしね。

銀行(開業時は国の金融公庫)も経験なんかより、貯金を見て融資額を決めます。
シビアですね〜。

つまり、開業を目指して他業種から飲食業へ転職するというのは、「開業の夢から遠ざかる可能性が高い」という訳なのです。
開業を真剣に考えるなら、とにかく「最速でお金を貯める方法を選ぶ」。
これが開業を考えている方への私のおすすめです。

お金と経験で悩んだら...

さて。。ここからは宣伝臭くなりますが。。
いや、宣伝です(笑)。

「開業できるほどはお金が貯まってないけど、開業したい。」
「経験がないから、飲食店の開業の夢を諦めた。」
もしそんな方がいらっしゃったら、辻本にご相談ください。

「低コストで出店できる開業モデル」
「経験を積みながら、開業資金を貯められるモデル」
などなど。

私達が開業までに苦労してきたハードルを取り除いた開業支援のプランがあります。
初めての開業は分からないことばかり。
以前、「開業時は悪質な業者にご用心」で書いたように、せっかく貯めた開業資金を悪い会社に騙し取られたりしないよう、しっかり開業を応援します。

私たちの開業からの経験が、皆さんの開業の夢に力を貸せれば嬉しく思います。


写真はセブンイレブン 練馬旭丘1丁目店。
私たちが開業資金を騙し取られた後に、やけ酒を飲んだ場所です。
詳細は、こちらから
(※写真はGoogle Mapより)

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