開業後

開業して1年経ってようやく気づいた、メニュー構成の失敗

突然ですが、皆さんこんな経験ありませんか?

外食している時に、
「何かもうちょっとつまみたいな〜」なんて思ってメニューを開く。
ただ、メニューを開いてみても、イマイチ「ピンッ」と来るものがなく、結局注文しないままメニューを閉じてしまう。

こうなってしまう理由は、
・メニューの構成
・商品ラインナップ
・価格設定
など様々な要素が絡んでいると思いますが、1号店を開業した当初の私たちの経験で言うと、一番大きな要因は「メニューの構成」でした。

これから開業をお考えの皆さん、ぜひ当時の私たちと同じような失敗をしないよう、参考にしてもらえたらと思います。

注文数アップを目指して商品数を増やすが...

私たちの1号店、開業当初の食事メニューは30品くらいでした。
ところが、これまで何度も書いている通り、売上は低迷を続けたまま。

売上低迷の要因は色々ありましたが、その中で私たちが立てた仮説の一つが
「食事のメニュー数が少ないんじゃないか?」という事。

要は、「お客さんが食べたいメニューがないから、オーダーが出ないんじゃないか?」という訳です。まぁ、今振り返ってみれば、仮説でもなんでもなく、ただの思いつきレベルですが...(笑)。

そんな思いつきレベルながらも、素人なりに試行錯誤を繰り返して、たどり着いた開業1年後くらいのメニューがこちら。


今となっては不適切と思われる表現があるため、一部加工しています(笑)。

仮説をもとに、食事のメニュー数を50品まで増やしたのです。
果たして、私たちの狙い通り、注文は増えたのか?

結果、以前と全く変わりませんでした(笑)。

注文数が増えない理由は、どうやら商品数ではなく、他に理由があったようです。
今となっては笑ってられますが、当時は私たちなりに真剣そのもの。

商品数を増やすことが解決策にならない事が分かってきた反面、他の解決策がなくなってしまいました。

衝撃を受けた「パレートの法則」

苦労して増やした商品数も結果的には失敗。
かなり落ち込んでいた私たちでしたが、あるきっかけで注文数アップのヒントを得ました。

正直なところ、どこでこのヒントを得たのか思い出せませんが、その時に得たヒントと言うのが「パレートの法則」というもの。
またの名を「2:8の法則」と呼ばれているものですね。

営業などで経験を積んでいる方などにとっては、当たり前のように知っている法則かも知れませんが、当時の私たちにとっては感動もの。

このパレートの法則、どういうものかと言うと、「2割の商品が売上の8割を作り出す」という事。例えば、商品ラインナップが10種類あったとすると、その中の2種類に注文が集中し、その商品が売上全体の8割を占める、という法則。

さらに、この法則はどの業界にも共通するというから驚きです。

いや〜、これを知った時は「ビビビッ」と来ました。
結局のところ、私たちのメニューは、どの商品がこの2割に当たるのかが分からなかったのです。ただ商品名を羅列しただけなので、当然ですね。

自分で言うのもなんですが、この法則を知ってから私たちのメニュー構成は一気にレベルが上がったと自負しています。

パレートの法則本来の使い方ではありませんでしたが、まずは
・お客さんに、ぜひ食べてほしい商品をメニューで目立たせる
・そして、その商品を人気商品になるまでブラッシュアップ
・最終的には「人気商品ランキング」としてメニューに掲載
という流れを作っていきました。

結果的に、冒頭で私が例を上げたように、
「何かもうちょっとつまみたいな〜」
というような感じでメニューを見ている方たちが、人気商品メニューを選んでもらうケースが多くなり、開業当初よりも確実に注文数をアップする事ができるようになりました。

知っている方にしてみれば、なんてことはない話。
ただ、知らなかった方にとっては効果絶大なパレートの法則。

これから開業される方で、まだこの法則を知らなかった方は、ぜひ「2割の商品が売上の8割をつくる」と知っておいてもらえたらと思います。


2:8の法則と呼ばれるパレートの法則。
名前の由来となったヴィルフレド・パレート氏。
実は今回、はじめて顔を知りました。
(※写真はWikipediaより)

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